ここでは、アルミ熱処理の目的について解説しますよ~!そもそもアルミ熱処理とは、何のために行うものなのでしょうか?目的だけでなく、処理の工程や種類についても合わせて解説するので、一緒に基本を押さえましょう!
それから、アルミの熱処理に対応している会社を探している皆さんに向けて「目的に合った熱処理会社」を紹介しています!まだ依頼先を決めかねているなら、ぜひ参考にしてください~。
アルミニウムの強度は、種類によって異なります。強度、硬さが低いアルミニウムの強度を向上させる手段の一つが、熱処理です。
熱処理によって、結晶構造を変化させることで、硬度や粘度、強度といった特性を引き出すことができます。材料の硬さや耐久性を向上させたり、柔軟性を加えたりすることで、様々な用途に適した状態に加工することが可能。
目的によってアルミニウムを強く、使いやすくするためには、熱処理の適切な方法と条件を選び、材料の特性を最大限に引き出すことが重要です。
アルミニウムの熱処理の一般的な工程としては、加熱、保持、冷却のステップがありますが、温度や冷却方法の違いなどによって、「質別記号」で種類が区別されています。よく用いられる記号として、「T4」「T5」「T6」があります。
T4処理は溶体化処理の後、冷間加工をせず、安定した状態になるまで十分に自然時効させたものです。T5処理は、高温で加工してから冷却し、冷間加工は積極的に行わず、人工時効硬化処理したもの。T6処理は、溶体化処理後急冷し、人工時効硬化処理したものです。
処理方法によって、硬くすることや歪取りに適したものなどがあるため、目的によって適切に選択する必要があります。
アルミニウムの熱処理は、目的に応じて異なる方法や工程があります。
例えば「溶解化処理」では、アルミニウムを高温で溶かし、他の合金元素の原子が均一に溶け込んだ状態にします。「時効硬化」では、アルミニウムを急冷または冷間加工後、一定温度で保持することで硬度を高めます。「焼戻し」ではアルミニウムを高温で保持し、組織が不安定なアルミニウムの内部を安定させます。
熱処理によって適切な加熱時間や冷却方法も異なるため、信頼できる企業に対応を依頼しましょう。
2023年3月16日時点、Googleで「アルミ熱処理会社」と検索し、全14ページ目までに公式HPが表示されている41社からアルミ熱処理に対応している会社を32社選定。そのうち、それぞれの目的に適した3社をご紹介します。
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※選定条件
2023年3月16日時点、Googleで「アルミ熱処理会社」と検索し、14P目までに公式HPが表示されており、HP上でアルミ熱処理に対応していることがわかる41社から32社を選定。そのうち、以下の理由から3社を選定しました。
アルミエース:T5は当日、T6は翌日対応が可能で、今回調べた企業のうち最も対応スピードが速い
光陽産業:保有している大型炉のサイズが3000W×2300H×6000Lと、今回調べた企業のうち最もサイズが大きい
南信熱錬工業:工場内にある炉の数が50基と、今回調べた企業のうち最も炉の数が多い