アルミニウム合金の5000系は、展伸材ではAl-Mg系合金として非熱処理型合金に分類されています。また、鋳物材ではAC7Aになるんですよ。ここでは、5000系の特徴や用途をざっくりと紹介しちゃいます。
アルミニウム合金には様々な種類があり、何を作るかで使う種類が異なります。トップページでは、目的にピッタリなアルミの熱処理会社を紹介していますから、そちらもご覧になってくださいね。
アルミ5000系はマグネシウムが含まれている「Al-Mg系」であり、焼入れや焼戻しなどの熱処理で強度を高めています。耐食性も優れており、加工がしやすいことから切削材料として使われることも多いです。アルマイト処理では優れた装飾が施せますし、光輝処理後の陽極酸化処理では高い光輝度も得られます。ただ、マグネシウムの量を多くするほど強度が高くなるものの、一定以上の量では応力腐食割れが起こりやすくなります。
アルミニウム合金の中ではポピュラーな合金であり、主な用途としては建築外装や車両用材、船舶用材、自動車用ホイールなどが挙げられます。
アルミニウム合金の5000系に含まれているマグネシウムの含有率は、0.5~5%と幅があります。5000系の中でマグネシウムが主となるのは5005と5N01で、5005は車両内装などの低応力部品の構造体や調理器具、一般用器物などに。5N01は高級器物や装飾品、反射板に使われています。
また、中程度の強度をもつ5052はマグネシウムの他にクロム(Cr)が含まれており、耐海水性に優れた特徴があります。非熱処理合金中の中でも特に高い強度をもつのがクロムとマンガン(Mn)を含んだ5083で、船舶用材や車両用材、圧力容器、溶接構造用材などに用いられています。
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